小学校6年生のタクヤ・カズキ・ダイは、元気がよすぎるイタズラ好きのワンパク3人組。ある日3人は、不思議な宝石パワーストーンを手に入れた。その中には「勇者」と呼ばれるロボット・ドランが眠っており、同時にこの石が黄金郷・レジェンドラへ行くための鍵になるという。
大和撫子 きゃく サバンナ スキニー 情熱支援 ジャング ナリー ハンドカ ヒットパレ シリング ファンキー サーモス カペラ サラリー ニッケ フリフリ シュプネ ルサン レセプト パング テーション ジェロ スイス イライン おりあお パラシ バーゼル 夢街道 桜雨1押 ノート ワスレ どんしゅう プリン ジャスラック レア日本 永遠偉 白い街 パイロット ブイディ ストーブ チャウダ トカラ 管弦 アビブ スター スティック オモ モカ モンタナ ほうすう
しかし、パワーストーンを狙って、ワルザック共和帝国の第一王子・ワルターが襲い掛かってくる。
甦った黄金勇者ゴルドランとともに、世界中に散らばる8つのパワーストーンを探す、レジェンドラへの冒険が始まった!!
いわゆる「高松勇者三部作」の最終作である本作品は、シリーズきっての異色作と呼ばれることが多い。その所以とも言えるのが、「全篇に亘るコメディ路線の導入」である。
実名・国名・地名などは全てパロディ化している他(例・アーサー(朝)王=ヨールー(夜)王)通常なら相容れない筈の敵味方によるボケの掛け合いや、むやみやたらに現われるラブコメ、勇者ロボが全員でボケツッコミをかます。更には何の盛り上がりも無く強化合体のゴッドシルバリオンが完成したり、『製作サイドの内輪ネタ』をセリフとして多用。終始徹しての『こんなこともあろうかと』などといったお約束のオンパレードやそして他作品・他局でも前例の無い『ロボットによるできちゃった結婚』など、今までの勇者シリーズのイメージから逸脱した要素が随所に散りばめられていることが、他の作品とは一線を画した内容となった要因であることは紛れも無い事実であろう。
この他、「主人公達の冒険や戦いが、地球・人類の危機や犯罪阻止とは無関係」「レギュラーのヒロイン的存在が主人公側ではなく敵側にいる」「主人公の少年が3人組」といったことも本作の特徴として挙げられる。
また本作品では、三部作共通のテーマである「勧善懲悪の否定」に一つの結論を出した。それは「善いもんも悪いもんも友達になりゃいいじゃん」という答えである。紆余曲折を経て、最終的に主人公達のサポートに回ることとなったワルター(のちのイーター)は正にそれを体現した存在であると言えよう。また、最終決戦においても、そうした要素を前面に押し出したストーリー作りがなされており、その為か勇者シリーズとしては極めて異例な「敵味方共にメインキャラで死者が出ていない」「(ある意味では)敵味方の勝負が完全に着いていない」作品となった。
なお、勇者シリーズ中唯一、オープニングテーマ曲の歌詞の中にタイトルロールである勇者ロボ(この場合はゴルドラン)の名前が入っていないというのも特徴である(曲そのものは作品世界や冒険を楽しむ少年達の心情を唄った歌詞)。
勇者ロボの特質的特徴
地球外生命体であるエクスカイザーとファイバード、地球の抗体であるダ・ガーン、地球人類が作り上げた機械であるマイトガインとジェイデッカー。
本作はこれを『全部混ぜた』設定を取り入れている。今作勇者であるレジェンドラの勇者達は、黄金銀河と呼ばれる宇宙の彼方(地球外)で、黄金郷の主によって作られた人工(機械)生命体である。その役割は担当する惑星で選ばれた人間と共にレジェンドラへの旅を行う事、そして黄金郷レジェンドラを悪しき者から守る(抗体)である。
特徴を参考にしてもらうが、彼らは機械と生命体が等しく混在したシリーズ唯一の勇者である。エネルギー生命体が機械に宿ったのではなく、人間によって作られた機械でもない、両者の狭間に位置しており、『文字通り人知を超えた存在』として描かれている。
その為か、命令された行動に対し機械のように根気よければ、生命体(人間)のようにボキャブラリーに溢れた物言いをしており、一貫して自分がロボットであるという自覚を持たず(主とは違う存在とは認識)、時には目的の為に手段を問わない・ブチ切れる・命令違反でどっかに消える、一部を実力ではなく運で乗り切るという、今までの勇者シリーズの長所をとことん組み込んでいる。これは勇者シリーズの原点・トランスフォーマー(機械生命体)と一部類似する。
また、ダ・ガーンから続く『機能停止』という描写については、前々作マイトガインの『時間がたてば復活するさ』という問題点を完全に克服した形である、『勇者は一回倒さないと仲間にならない』というルールを第一話から登場させている。これは特徴で書かれている通り、機械としての性質の現れを単純明快に表現し、ハラハラドキドキといった冒険ドラマ的ストーリーを持たせる事になっている。
生命体と機械が同等に調合した代は、後のテレビシリーズには存在せず[1]、ゲーム展開の9代目・勇者聖戦バーンガーンのヴァリオンまで登場しない。
他作品への影響
一説では本作品が、翌年のスーパー戦隊シリーズの『激走戦隊カーレンジャー』がコメディ路線を取り入れた作品になる重要なヒントになったと言われている。さらに、翌年の『勇者指令ダグオン』、特撮ではあるが『超光戦士シャンゼリオン』など他局や他社の作品の幾つかでも、コメディ的な要素がふんだんに取り入れられた作品が散見されるようになった。これら男児向けの作品でコメディ要素が強まった直接の要因とまでは行かないかも知れないが、この時期の作品群におけるコメディ路線の先駆けとなった存在である事は間違いない(詳しくはカーレンジャーの項参照)。
その背景として、1990年代前半の男児向けアニメ・特撮でのシリアス(現実)化が進んだ結果、この時期に行き詰り感が現れていたということ並びに、海外で急増した日本製(特にロボット)アニメのバッシングが挙げられる。本作はその方向転換期の口火を切った作品として、後続の作品群に一つのヒントを提示する存在となったと言えよう。
作品への評価
先述のコメディ路線や、一癖も二癖もあるキャラクターの存在など、賛否が大きく分かれる事の多い作品である。しかしこうした要素を盛り込みつつ、ロボット玩具の販促番組としての役割は十分に果たした点や、アニメを問わず後続の諸作品に影響を与えた点など、本作品が果たした役割はシリーズ中においても極めて大きいものと言えよう。ただし、勇者シリーズで視聴率が良かったのは本作までで、その上の年齢層を見込んで作られた『勇者指令ダグオン』、『勇者王ガオガイガー』では急激に落ち込んでしまうこととなる。
なお、本作は放送後の再放送や地方UHF局等での放送を殆どなされていなかった為に再放送やビデオ化を望む声は根強く、「たのみこむ」等でもビデオ化や再放送の嘆願が多発、これらの力は本作をそれ迄放送されていなかったUHFやCATV系の勇者シリーズ放送枠に少しずつ組み込まれて行く切っ掛けとなり、その結果遂には本作もDVD-BOX発売迄に至る。
登場人物
勇者の主
原島拓也 (声:南央美)
主人公の1人。通称「タクヤ」。一人称は「オイラ」でお調子者であり、涙を流す迫真の演技で大人を騙すという特技を持つ。元気や調子がいいところが取り柄だが、勉強はからっきし。TVゲームやプラモ作りが大好きな現代っ子。ドランからバッジ型の冒険アイテム「ゴルドシーバー」を託される。時々古いギャグを口にする。星座はいて座。
時村和樹 (声:森田千明)
主人公の1人。通称「カズキ」。3人の中では一番大人びており背が高く頭のよい少年。ドランから懐中電灯型の冒険アイテム「ゴルドライト」を託される。SF愛好家で、夢は自分の発明品を実用化すること。クリスに好意を寄せたり、ひそかに村田和美(エンディングテーマの歌手)のファンだったりするなど、美人でナイスバディな年上の女性が好み。普段は冷めた物言いをしているが、冒険に対する情熱は他の二人にも負けない。
須賀沼大 (声:岡野浩介)
主人公の1人。通称「ダイ」。ちょっと太めでスポーツが得意な少年。お化けや怖いものは苦手。ドランから望遠鏡型の冒険アイテム「ゴルドスコープ」を託される。動物好きで他の2人と比較すると良心的で普段は抑え役に回っている。しかし、芯の強い一面があり一旦主張し出した事は、他の二人が反対しても絶対に曲げない。
なお三人の名前の由来は、ハラハラ(原島)、ドキドキ(時村)、スカッと(須賀沼)から来ている。また彼を始め、3人組の親兄弟については作中では一切言及されることは無かった。
ワルザック共和帝国
ワルター・ワルザック/イーター・イーザック船長 (声:森川智之)
ワルザック共和帝国の第一王子。20歳。ワルザック共和帝国駐日大使でもある。パワーストーンを狙う悪者。自称、文武両道、容姿端麗の貴公子。実際にメカの操縦や生身での戦闘能力は本作最強クラスだが、頭脳面では小学生の主人公3人組と互角レベル。一度タクヤ達の前で中途半端に名乗りかけたため「悪太」という名前だと思われており、馬鹿にされている事にすら、気付いていない。好きな食べ物は、チョコレート、納豆、イチゴである。タクヤたちを「お子たち」と呼ぶ。爺やをはじめとする使用人たちの手で育ったので世間知らずだが、ドラン達のパワーストーンを入手するもタクヤ達とドラン達の絆を知って彼らに返す一面も見せた。
戦闘では元々卑怯な戦いを嫌う武人的性格で、主人公ら以外の一般人を巻き込むことは好まない。その一端は第13話で子供達を守るための行動に見ることができる。
悪役だった時期は毎回自らロボットに搭乗して出撃し、ゴルドランに斬られては「どっしぇ〜!!!」と悲鳴を上げ、脱出装置で逃げながら捨てゼリフを吐くのが恒例であった。初期は「一度ならず二度までも〜」「二度ならず三度までも?」と回数も数えていた。
弟のシリアスとの戦いで宇宙に吹き飛ばされてからは、海賊のような身なりでワルターよりも冷静さを持つ心優しき青年、イーター・イーザックを演じ、タクヤ達の味方となる。いつもどこからともなくキャプテンシャークに乗って現れては一行を救っていた。本人は全くの別人として振舞っていたが、シャランラ以外の人間は全員その正体に気づいていた。本人はばれていないと思い込んでいる。
実は強度の女性恐怖(アレルギー)症で、シャランラには触れる事すら出来ない。『勇者特急マイトガイン』のCDドラマ『嵐を呼ぶハネムーン』には亡霊として登場し、レジェンドラへの執着を見せていた。
カーネル・サングロス (声:茶風林)
ワルターの執事を勤める老紳士。60歳。村山富市がモデルになったキャラで、太いまゆ毛に目が隠れている。シリアスが実権を握った後も変わらずワルターに尽くし続けた忠実な人物。
名前の由来はカーネル・サンダースに、数量単位のグロス(1ダースの1ダース分に相当する単位)をかけたもの。
シリアス・ワルザック/シリアス・イーザック (声:定岡小百合)
ワルザック共和帝国の第二王子でワルターの弟。年齢は12歳でワルターとは歳の離れた兄弟。兄と違って幼少の頃から英才教育を受けてきたため天才的な頭脳を誇る。冷酷非情な性格で自分以外の全ての人間に心を許さず、忠実な愛犬レイザーとアンドロイドの兵士達しか側に置こうとしない。冷徹な敵としてタクヤ達の目の前に現れたが、斜めに構えている一方で意外と義理堅い律儀な一面があり受けた恩義は絶対に忘れないタイプ。本当は誰よりも愛に飢えており実は父に存在を認めて欲しかった為の行為で、父に利用されているだけと悟ってからはタクヤ達に協力する。
アイスクリームが好物。かなりの甘党で、レジェンドラ捜索の際はいつもアイスクリームを食べていた。
最終回にて、兄とお揃いの海賊衣装を身にまといイーザック姓も名乗り、人が変わったように居丈高に口上を述べている。
レイザー
シリアスの忠実な飼い犬。シリアスの船・シュバンシュタインが暴走した際にはシリアスを無理矢理救命ポッドに引きずりこんで主人を脱出させたが、レジェンドラ王に助けられており、最終回でシリアスの元へ返される。
トレジャー・ワルザック皇帝(声:笹岡繁蔵)
ワルザック共和帝国の皇帝にして、ワルターやシリアスの父。息子のワルターやシリアスを利用してレジェンドラの財宝を探させていた張本人。
シャランラ・シースルー (声:麻見順子)
ワルザック帝国の有名貴族シースルー家の令嬢にしてワルターの婚約者。テレビ放映時期の設定では外見同様の18〜19歳(明言されず)だが、最終回時点ではワルターと同じ20歳(勇者シリーズ資料集、超勇者伝承に記載)である(本作の作中時間は一年強なので放送中に人知れず誕生日を迎えていた為)。良く云えば天真爛漫、悪く云えば世間知らずな少女。とあるパーティ会場で一目出会ったその日から、ワルターに恋い焦がれ、勝手に婚約発表記者会見を開き、ワルターの態度も何のその、熱烈な恋のアプローチを繰り広げる。しかし、自分の恋のためには法を逸脱する行為も辞さない天衣無縫の性格の持ち主。「シャララララ…」が口癖。しかも運動神経や腕力も結構人間離れしている上、ウサギ型ロボット「ウサリンMkII」を駆ってゴルドランを一蹴する程の実力を見せる。ゲームブレイブサーガ2ではガオガイガーのゴルディオンハンマーをハンマーコネクト無しで振るうと言う荒業すらみせている。
最終回にて、ワルザック兄弟に便乗して海賊のようなコスチュームを見せた。この時点で既に彼女が大人の女性である事をうかがわせている。
「レディ(淑女)に年を聞くのは失礼」と云うエチケットを忠実に守り続けて、作中では年齢等プライベートはその手の問いに一切答えなかった。勿論、上記の台詞で一蹴である。従ってワルター達共和帝国人も彼女の年齢は把握していない。
登場人物・地球編
ミチル先生 (声:麻見順子)
拓也たち3人組のクラスの担任。理想主義者で子供思いだが、ちょっと思い込みが激しく少々ヌケている面がある。ダンスが得意だが、大の蜘蛛嫌いで蜘蛛を見ると潜在的な怪力を発揮する。
登場人物・宇宙編
ソドラ王(声:玄田哲章)
レジェンドラへの道筋にある、ソドラ星の王。本名はホラフキーノ・ニマイジータ。埴輪のような顔をしているが、人に化けることも出来る。
主人公ら一行が来たとき星の前にレジェンドラという文字を出したり、さらに町を豪華な都市に見せ掛けたりと手を尽くして巧妙な偽レジェンドラを作って彼らを騙し、彼らが星にとどまっている隙に勝手に代わりに旅に出ようとした。
ゴルドラン他一行のロボットをベースに戦闘能力を22%強化したニセモノ勇者ロボットを所有しており、冒険を阻止されるとこれらでゴルドランたちを圧倒的な強さで苦しめた。しかし、偽者が作成されていなかったキャプテンシャークによりゴルソドラン以外は全てあっさりと粉砕され、残されたゴルソドランも合体したグレートゴルドランにより粉砕された。
ニセモノ勇者ロボットは毎週テレビを見てから本物を分析して22%強化(ソドラ王本人談)されている。本物が持たない技を追加することで本物よりも能力を高めたようだが、キャプテンシャークは登場から日が経っていなかったため十分な分析が行われずニセモノも作成されていなかったようだ。
尚、「BRAVE SAGA」シリーズゴルドランルートでは、必ず勇者達のフェイクロボ(ソドラ勇者)を作って攻撃してくる。但しフェイク勇者ロボの中にはキャプテンシャークのみならずメイン勇者以外は含まれず、その代わりにゲームオリジナル勇者すらフェイク(ソドラロボ)を作ってくる(このルートではガオガイガーが出てこない為にガオガイガーのソドラフェイクは存在しない。その代わりにウサリンMk-IIがゴルディオン・ハンマーを振り翳して戦う)。ちなみに名前はエソスカイザー、ソイバード、ソ・ドーン、マイソガイン、ソーデッカー、ゴルソドラン、ソイヤーダグオン、バーンガーソ。ブレイブサーガ2ではソドラ王の妻・ソドラ女王が登場。
レディリカ・ド・レジェンドラ(声:冬馬由美)
レジェンドラの現王であり、この世界の創造者でもあり、タクヤたちと同じ冒険者であった。レジェンドラにたどり着いたタクヤたちに次代を託そうとする。なお、リカちゃん人形そっくりの外見をしており、名前もそれを匂わせる命名である。